Singin' for you

時が過ぎて 大人になっても 大好きだよ

光くんとジャニーさん。

2019年7月9日。ジャニーさんの訃報を知った。

6月18日に緊急搬送された、ジャニーさんの情報が正式に世に出たのは7月1日。

マスコミが先に情報をリークしていたが、事務所がここまで正式発表を引っ張ったのも、ジャニーさんの回復への希望を持っていた姿勢が感じられて切ない。

 

追悼コメントやひかぺも更新してくれた。

光くんはいまどんな気持ちなんだろうか。

 

緊急搬送された6月18日から19日にかけてのひかぺが途切れずに更新されているのも、色んな気持ちをこらえながら明るく何事もなくファンの前でいてくれたのは、ジャニーさんから教わった精神だからなのかな。

色んなタレントが「泣くとジャニーさんに怒られる」「嫌がられる」って何人もコメントしていたから、相当そこに対しては厳しかったんだろうな、ということがわかるけれども…。

 

ジャニーさんが病院に搬送された時はメンバー全員で一目散に駆けつけました。

「ジャニーさん。Hey!Say!JUMPが来たよ」

と言うと反応してくれて喜んでくれました。その後もジャニーさんに各々が言葉を発すると足を動かして反応してる様子を見てると、不思議とその場が明るくなって、やっぱりジャニーさんは優しくて、常にエンターテイナーだなと思いました。

昨夜、メンバー全員で仕事が終わった後にジャニーさんの事を聞きました。Hey!Say!JUMP全員で楽屋にいて、あんなに静かなのは初めてでした。僕、八乙女としては正直に言うと、まだ現実にピンと来てません。きっとジャニーさんの事だから嘘だよ! ビックリした? とまた笑わせる為に現れるんじゃないかと思ってます。亡くなったジャニーさんを抱きしめて、耳元で、宮城県にいる何のスキルもない僕を見つけて呼んでくれて本当にありがとう。と言いました。泣くのはジャニーさんは嫌がると思って何度も耳元でありがとうを伝えました。

眠っているジャニーさんの顔は穏やかで最後まで優しさに満ち溢れていました。

僕の中では「亡くなった」というと何か違くて、「亡くなって居る。」という居る。という部分を着ける事によって、心の整理にピタっとハマりました。ジャニーさんとの思い出は沢山あります。楽しく食事したり、まだ東京に慣れてない僕を遊園地に一緒に行って遊んでくれたのも今思うと、とても社長とは思えない神対応を常にしてくれたんだなと思いました。

ジャニーさんからは沢山のエンターテイナーとしての愛を教わりました。だからこれからは心に居るジャニーさんと共に日本のエンターテイメントを盛り上げる為にジャニーズが手を取り合い、ハッピーな出来事を天国のジャニーさんに伝えたいです。

ジャニーさん。天国でもエンターテイメントで1番になってね。本当にありがとう。大好きです。

(2019.7.10 追悼コメント)

 

「亡くなって居る。」

胸にずしっと響いた光くんの言葉。

 

光くんも話題に出してくれていた遊園地エピソードで覚えているのは、

タッキーと光くんがジャニーさんを無理矢理ジェットコースターに乗せようとして、怒られたっていう、ほんわかエピソード。

 

光くんが初めてジャニーさんを見た時に、「僕、誰だと思う?」って聞かれて

「ジャニー」って可愛く呼び捨てで答えたら(当時光くん12歳)、「ジャニー 『さん』 」ってさん付けで呼ぶように優しく諭された話も、本当に社長としてタレントと壁を作らずにいたんだなあって。

 

シンデレラのように、力強いその意志で芸能界を駆け上っていく光くんを見ることができた自分の人生は、それがあるのとないのとではあまりにも彩りが違いすぎて。

正直、ジャニーズがなかったら、もっと出不精になって自分の住む世界とは違う新しい世界を見に行く力なんてものは、養われなかった。

男性に対する見方ですら、全然違ったものになっていたかもしれない。

 

年齢も変わらない同世代の男の子たちが、テレビの画面でマイクを持って、主役に立って踊って歌っている姿が、自分の青春時代を支える心の励みになっていた。

世間なんて知らない年齢の子たちを教えて育てるなんていうのは凄く凄く大変なことだっただろうと思うけど、同じ年ごろでもここまで輝きを放てるんだって、とてつもない勇気をもらった。

 

当然ジャニーさんとは会ったことも話したこともないけれど、ジャニーさんが与えてくれた影響というのは、今この時になって遥かに遥かに大きなものだったんだと知った。

 

ここで光くんが昔語ってくれていた夢を思い出した。

マルチな才能を持つ八乙女の夢は大きい。

「日本一のエンタテイナーになりたいですね。外国の人にも、 『日本に行くんだったらこの人の舞台、コンサートを見に行こうよ』と言ってもらえるのが夢ですね」と世界を見据える。

考え方は非常に前向きだ。

「例えば、『マイケル・ジャクソンにはなれない』というのは、たぶん、ひねくれた気持ちだと思う。もちろん、もしかしたらですけど、マイケルを超えるかもしれない。夢はでっかく持っていきたいですよね」。

しっかりと地に足をつけ、着実に成長してきた八乙女の未来は、無限に広がっている。

(『デイリースポーツ』2012/6/9)

 光くんの日本一のエンターテイナーになりたい、という夢。

今思えば、それはジャニーさんから受け継がれた意志なのかもしれない。

 

ジャニーさん。

ジャニーズを創ってくれて、「八乙女光」という素晴らしいアイドルに出会わせてくれて、本当にありがとうございました。

天国でも光くんの心に居て、JUMPの輝きを見守っていてください。