中島裕翔くん
先月の8月10日で、裕翔くんは22歳を迎えた。
先月は予定が詰め詰めでなかなかブログも書けずにいて、「とりあえず24時間テレビの記事だけは書き残さねば…!」という謎の使命感により24時間テレビ記事を先に書き上げ、こんなタイミングになってしまった。
「裕翔くんお誕生日おめでとう!!」
裕翔くんは非ヲタの子にも好感を持たれるルックスで(私調べ)、就活用スーツをどこで買うか迷ってた友人(非ヲタ)が裕翔くんのCMを見てAOKIに選んだくらいである。
容姿だけではない。裕翔くんは演技力も抜群だ。
昔から大物俳優たちとの共演が多かった裕翔くんだが、その方たちに劣らない、ナチュラル且つ視聴者に共感を誘う演技ができる。
「半沢直樹」や「デート~恋とはどんなものかしら~」「シェアハウスの恋人」「水球ヤンキース」を始め、幼いころの「野ブタ。をプロデュース」なども好演である。
そういえば自分はジャニーズから離れていたころでも、なぜか裕翔くんのドラマだけはほとんどリアルタイムで見ていた。自担が出てたドラマよりも…
それは自分が裕翔くんに好感を持っていた、というのもあるかもしれないが、たぶん裕翔くんが出るという話題性が自分の周囲であったのと、記憶に残ってるくらいに裕翔くんの演技がやはり魅力的だったから…だと思う。
そんなジャニ離れしていた私でさえも立ち止まるほどの魅力をもつ裕翔くんは偉大であるが、ジャニから離れていたときに一度裕翔くんを思い出してググッたことがあったのを思い出した。
そのときに結構上の方にすぐ出てきた記事が、知念くんが「真夜中のシャドーボーイ」で裕翔くんをうんたらかんたら…(あえて詳しくは書きません)な記事で、物凄く不安な気持ちを抱き、「あまりJUMP沼には深くつっこまないようにしよう」、とその時はその選択肢を選んだ。
そのときはあまりわけもわかっていなかったのだが、裕翔くんの1,0000字インタビューを読んで色々と「なるほど」と思った。
裕翔くんの凄いところは、悔しさを全てプラスのエネルギーに変えているところである。
デビュー当時はセンターで始まったスタートが、気づけば後ろの方へと変わっていく。
Jr.のときにそれをされてもまだマシかもしれないけれど、世間に晒される中でそういう気持ちを味わった裕翔くんは、どういう思いだったんだろう…とその当時の気持ちを思うとなかなかこちらも辛いものがある。
しかし、それを裕翔くんはカメラや乗馬やドラム…といった自分にしかない武器を身につけることによって、それを磨いていくことによって、乗り越えてきた。
「意識をしてたわけじゃない。でも僕は、ずっと真ん中を歩いてきたんで、その変化を受け入れがたかったというか。でも同時に、山ちゃん、ずっとすっごい努力してきたのも見てる。僕が、簡単に努力してたなんて言っちゃいけないことですけどね。そういう姿も見てたから、すごく複雑で」
(中略)
───ポジションについての悩み、どうやって解消したの?
「何か、おっきなきっかけがあったわけじゃなくて……。もう、たぶん限界までいったんです。ひがみや嫉妬が。限界までいって、ふっきれた気がします。“待てよ、俺は俺でちがう道を行けばいいんじゃないか”って。センターだからできる仕事もある。でも僕にしかできないことだって、きっとあるんじゃないかって」
(『Myojo』2014.4)
「でも、どんだけ落ち込んでも、やめようとは思ったことないんですよね。一度も。だって、やめたら元も子もないじゃないですか。やめちゃったら、もうがんばることすらできない。だから、どっかに望みみたいなものを持ってたんだと思うんです。心のどっかに。
ドラムだったり、写真もちょっとやり始めて、自分には自分のよさが、必ずあるはずってことに、その時期にちょっと気づけたんですよね。(略)」
(『Myojo』2014.4)
(過去記事見てると察されてるとは思いますが、10,000字インタビュー大好き芸人でごめんなさい!!)
すごく力強い言葉だなと思った。乗り越えた人にしか見えない最高の景色を、裕翔くんは見ている。
裕翔くんは「他人」じゃなくて「自分」と闘うようになったのかもしれない。本当の敵は「自分」だと。そうしてやっと掴んだ今の輝かしい自分。
私自身、裕翔くんのことを詳しく知っているのはJr.の時で止まっていて、出戻りしてから裕翔くんを改めてきちんと見たときに驚いたことがある。それは裕翔くんの“瞳のきれいさ”。
人並みじゃないというか、すごく澄んでいて。
「目は心の鏡」という言葉があるけれど、まさにそれなのかもしれない。
来年には初主演の映画『ピンクとグレー』の公開を控えている。初主演であると共に、釜山国際映画祭への正式出品も決定し、海外への第一歩を踏みしめることになった裕翔くん。
将来の大物ジャニーズタレント俳優の第一歩を、私はいま垣間見ているのかもしれない。