JUMPに24時間テレビは早すぎるのか?検証してみた。
Hey! Say! JUMPが2015年24時間テレビのメインパーソナリティーに
※表(2つ目)に訂正箇所があったので、訂正しました(2015.4.9更新)
「24時間テレビメインパーソナリティー決定!」しかも、V6兄さんたちと!!
いや~この時がとうとう来てしまった。物凄く、嬉しい!!
素直に喜びたいところだが、ファンや一般、他グループ担の人から賛否両論があるようだ。
その中で多かったのは、「JUMPに24時間テレビはまだ早い」、「人数が多すぎ」、「JUMP単体でメインパーソナリティーをやれる力がなかった」という意見だった。
本当にJUMPは24時間テレビを務めるには早いのか?
気になったので、これまでのジャニーズグループと比較してみた。
▼デビューから24時間テレビパーソナリティーまでかかった年数順
※24時間テレビメインパーソナリティーの年は、初めて務めた年である。
1.Kinki Kids、KAT-TUN…0年
5.V6、嵐、タッキー&翼…5年
8.NEWS…6年
9.関ジャニ∞…7年
10.Hey! Say! JUMP…8年
JUMPはなんと10グループ中10番目という結果になった。つまり、早いわけではなく、むしろ、24時間テレビのメインパーソナリティーを務めるにはジャニーズ史から考えると一番遅いのである。
では早いという印象はなぜ与えてしまっているのか?彼らの年齢からか?ということで、24時間テレビ放送時(8月時点)での各グループの平均年齢を出してみた。
▼24時間テレビ初パーソナリティー時のグループの平均年齢(若い順)
※JUMPは2015年8月時点での年齢で計算した。
※現在では脱退してしまったメンバーのいるグループも、24時間テレビを務めたころには脱退していなかったメンバーも含め、グループの平均年齢を出した。
1.Kinki Kids…18歳
4.嵐…21.6歳
5.TOKIO…23.2歳
6.NEWS、Hey! Say! JUMP…23.3歳
8.V6…23.5歳
9.タッキー&翼…25歳
10.関ジャニ∞…27.6歳
JUMPは10グループ中6番目という平均的な数字が出た。つまり、彼らの年齢が特別若いというわけではない。
では、なぜ早いという印象を与えるのか?
数字からみて、彼らが24時間テレビのメインパーソナリティーを務めるには早すぎる、ということは決してない。では、なぜ「まだ早い」という印象を与えるのか。
それはやはり、「まだ世間からの認知度が足りない」ということではないだろうか。
これはよく言われる話なのだが、ジャニーズに疎い人からすれば、JUMPは「山田とその愉快な仲間たち」に見える、というのである。あるいは、「JUMPは誰がいるか言える?」と聞けば、「山田、知念、裕翔、八乙女」(裕翔はドラマで、山田知念八乙女はスクール革命)あるいは上記のメンバーに薮くんが加わることもある(上の世代はYa-Ya-yahを知っている人が結構多いため)が、とにかくJUMP全員の名前を言える人はあまりいない。
そのような状況下で、JUMPは今年の24時間テレビのメインパーソナリティーをすることになったのだ。
V6兄さんたちと組むのも、上記のようにJUMPの世間からの認知度があまりないから、という理由もあるかもしれない。それを察して、ファンは「嬉しいけれども…複雑」という感情を抱いているのかもしれない。
歴代のジャニーズグループを見ても、24時間テレビというのは「世間的認知度&人気がすでにあるジャニーズ」が務めるものであり、24時間テレビを機に「世間的認知度&人気をこれから出させたいジャニーズ」が務めるものではなかった。*1
その観点から見れば、JUMPは後者であり、「世間的認知度&人気をこれから出させたいジャニーズ」が24時間テレビを務めるのは、もしかしたら初の試みなのかもしれない。
先例のないパターンでの24時間テレビのメインパーソナリティー。不安を覚えるファンも多くいるが、私はこの「賭け」に期待をしてみたいと思う。JUMPなら、きっと、24時間テレビを支えるだけの実力があると、信じているから。